マレーシアでのスマホ普及率は2023年度と高水準で、モバイル決済やアプリ利用も加速度的に増えているようです。そこでこの記事ではマレーシアでアプリを使うメリットとシーン別(移動、買い物や支払い、コミュニケーションや情報御収集)で人気の9つのアプリを調べてみました。
マレーシアでアプリを使うメリット
旅行者でもスムーズな移動を実現
マレーシアでは配車アプリ「Grab」や交通ナビアプリ「Moovit」など、多くの移動関連アプリが利用されています。これらのアプリを使うことができれば、タクシーのぼったくり被害を予防して、目的地にスムーズに移動することが可能です。
特に初めての土地では、公共交通機関の利用方法や料金の把握は難易度が高いため、これらのアプリを活用できれば目的地にスムーズに移動と金額も管理できるので、旅行者にとって大変便利です。

現地通貨やキャッシュレス社会に対応
マレーシアはキャッシュレス化が進展しているため、アプリを通じた電子決済が主流となっています。「Touch ‘n Go eWallet」や「Wise」などのアプリを利用すれば、日本でのクレジットカードや現地通貨の管理を効率的に行えます。
多くの店舗や交通機関が電子マネーやQRコード決済に対応しているため、現金を持ち歩く必要も減って、安全面でもプラス効果があると言えます。。
現地の情報収集が簡単に
マレーシアでは観光地やレストランの情報を収集できるアプリが充実しています。「Google Maps」や「Klook」アプリを使えば、観光地の情報やユーザーの口コミを簡単に確認できます。
また、最新のキャンペーンやローカルイベントも見つけやすいため、旅行の計画やスケジュールがスムーズに立てられるでしょう。現地でしか手に入らないお得な情報を見逃さないためにも、アプリの活用は必須です。
言語の壁を克服するツールとして
マレーシアでの言語は主にマレー語や英語が使われますが、旅行者にとって言語が通じないことは大きな課題となり得ます。「DeepL」や「Google翻訳」などの翻訳アプリを利用すれば、言葉の通じない場面でも安心して相手とコミュニケーションを取れます。
テキスト翻訳だけでなく、写真や音声翻訳にも対応しているため、メニューや看板を読むのも苦になりませんしビデオ会議の翻訳にも活用できます。。これらのアプリを利用すれば、言語のハードルを低くすることができ、旅を楽しむ機会が拡がります。
マレーシアの移動に役立つアプリ
Grab:配車サービスの定番
マレーシアでの移動手段としてGrabは最も人気がある配車アプリです。このアプリを使えば、タクシーやプライベートカーを簡単に手配することが可能となります。課金は事前に表示されるため、過剰請求の心配もありません。また、アプリ内で交通ルートが提案されたり支払いの手続きもスムーズに行えるため、マレーシアが初めての旅行者にも安心です。
さらにGrabは配車だけでなく、フードデリバリーやパッケージ配送のサービスもあるので、利便性が高くマレーシアで生活する人にもよく利用されています。このアプリを利用すれば、移動や食事の手配が簡単に行えることは大きなメリットと言えます。
Moovit:公共交通機関のナビアプリ
マレーシアを公共交通機関で移動する際には、「Moovit」がとても便利なナビゲーションアプリです。電車やバスの経路、時刻表などの時間情報がリアルタイムで確認できて、迷うことなく移動プランを作成することができます。特にクアラルンプールのように交通網が発達している都市での移動では、このアプリが重宝します。
また、公共交通の利用が初めての場合でも、詳細な経路案内が表示されるので迷うことなく目的地にたどり着けます。Moovitは英語対応のため、マレー語等に不安がある人にもおすすめです。
Google Maps:道案内の基本
「Google Maps」は、世界中で知られる道案内アプリで、マレーシアでも必須アプリのひとつです。目的地までの徒歩ルート、自動車ルート、公共交通機関のルートなど、複数の移動オプションが提供されるので、最適な経路を選択できることが可能です。
また、現地の飲食店や観光スポット情報も豊富に表示されており、レビューを参考にして移動場所を決めることもできます。オフラインマップを事前にダウンロードしていれば、インターネット接続がない環境でも利用でき、旅行者にとって心強いサポートを享受できます。
買い物や支払いに便利なアプリ
Touch ‘n Go eWallet:電子マネーで簡単決済
マレーシアで生活や旅行でまず押さえておきたいアプリは、電子マネーが使える「Touch ‘n Go eWallet」です。このアプリは、交通料金支払いからショッピング、飲食店での決済など、幅広く利用できます。現地ではキャッシュレス化が進んでおり、現金を持ち歩く必要がない点が魅力です。また、日本のクレジットカードを使用してチャージできるため、旅行者でも簡単に決済することができます。
Lazada/Shopee:オンラインショッピングの必須アプリ
マレーシアでオンラインショッピングをするなら「Lazada」や「Shopee」等のアプリが必携です。いずれのアプリでも様々な商品を扱っており、リーズナブルな価格で購入可能です。また、セールやプロモーションも随時開催されるので、買い物をお得に楽しむことができます。在住者だけでなく、旅行者が滞在中に欲しい商品やギフトを探す時も大変便利です。
Wise:海外送金と通貨換算に対応
為替レートや国際送金の時に活躍する「Wise」は、マレーシア旅行者にも在住者にも人気のアプリです。このアプリを使えば、リンギットへの両替がスムーズにできるほか、銀行間で送金するより手数料が安いので、コストを抑えたい場面で重宝されます。
また、Wiseデビットカードがあれば、さまざまな支払いに対応できることに加え、ATMから現地通貨を引出す時に便利です。多通貨アカウントを作成できる点も魅力です。
コミュニケーションや情報収集に欠かせないアプリ
WhatsApp:メッセージと通話でスムーズな連絡
マレーシアではWhatsApp利用者が多く、旅行者や在住者にとって必須のアプリです。このアプリは、メッセージ交換だけでなく、音声通話やビデオ通話も無料で利用可能です。このアプリがあれば、ローカルのガイドや現地の友人と連絡取りたい時に便利です。
現地無料Wi-Fiやモバイルデータが使えれば無料で通信費を気にせず使えます。旅行中に急な変更があったり、移動の時間を確認したりする時にも使い勝手が良いです。
DeepL:翻訳で言語の壁を低くする
マレーシアでは、マレー語以外に英語、中国語、タミル語などの言語が利用されます。そのため、会話で困難に直面する場面も少なくありません。そのような時役立つのがDeepLです。精度の高い翻訳が可能で、現地の人と会話したりや掲示物内容の理解の手助けとなります。観光地だけでなく、地元の市場やローカルエリアを探索する際にも心強い味方となるでしょう。
Klook:遊びやツアーの予約アプリ
Klookはを使えると、マレーシアの観光地やアクティビティ、ツアーを効率よく楽しむことができます。Klookでテーマパークのチケットや現地ツアーの予約が簡単にできるので、「次どうするか」迷ったときに便利です。
また、チケットの事前予約も可能で、行列に並ぶ手間や現地購入の煩わしさを解消できます。Klookはマレーシア観光を楽しむアプリとして人気が高くマレーシアに来る旅行者にもおすすめです。
まとめ
今やマレーシアの生活はアプリと切り離しては、成り立たないようです。またマレーシアを旅行する人々にとってもアプリは移動や決済、会話(コミュニケーション)に欠かせない存在になっています。
アプリも新しい機能が増えていくと考えられます。マレーシアで生活したり、旅行する時にはしっかりアプリを使いこなして、快適に過ごせるようになりたいものです。