マレーシアのコンドミニアム賃貸を選ぶ時のポイントとは?オーナーや築年数にご注意

生活

本日はコンドミニアムのトラブルに直面した経験をもとに、選ぶ際のポイントを3つお伝えします。

現在、私の友人が住んでいるコンドミニアムで結構深刻なトラブルに見舞われています。マレーシアのコンドミニアム生活については、友人が以前ツインタワーの近くに住んでいたことや、エアビーに宿泊体験したこともありました。

マレーシアのコンドミニアム事情

プールやジムがあり、広々とした間取りと良心的な家賃が魅力のクアラルンプールですが、一方で、トイレを含む水回りの問題や騒音など、日本ではあまり考えられないトラブルに直面することもあります。

これがクアラルンプールの生活の現実です。今日は、私が直面しているコンドの問題を包み隠さずお伝えし、皆様が移住や住居選びの参考にしていただければと思います。

私の友人はマレーシアに滞在して約6年になります。これまでいろいろなコンドミニアムに住んできました。クアラルンプールで有名なモントキアラのコンドにも以前住んでいました。友人はマレーシアで仕事を始めてからは、すでに3回引っ越しています。現在住んでいるコンドは、10年選手のやや古めの物件です。ただし、古いコンドは建物がしっかりしており、資材も充実しています。天井も高く、各部屋が広いため、非常に快適な住環境です。

しかし、古さからくる水回りの問題に直面しています。床が盛り上がっているのが分かる位の状態です。正面の青色の部分の下に水が浸透している様子も見せてもらいました。これは配管が壊れて水漏れが発生しているためです。メインバスルームの配管が壊れ、その影響で水が壁に浸水し、さらに床にも水が入り込んでしまっています。そのため、床が水の圧力で盛り上がってきている状態です。

この問題は非常に面倒で、修理は3段階に分かれます。まず配管を修理し、その後床のフローリングを取り替え、最後に壁の塗り替えを行う必要があります。この問題が発生してから約2週間が経過して友人も大変な思いをしたようです。

ようやく配管の修理が完了し、水漏れは止まりました。これから床を張り替え、壁を塗り替える作業を行わなければなりませんが、こうした作業があると、立ち合いのために家にいなければならず、日常生活にも影響が出てきます。修復作業にはかなりの時間がかかるため、「生活が引っ張られる状況に直面していた」と友人は話していました。

トラブル回避その1 オーナーの協力体制

この問題を通じて最も感じるのは、オーナーの協力体制の重要性です。これがコンドミニアムを選ぶ際のポイントの一つです。どんなオーナーなのかを事前に調べてから住む場所を選ぶことが大切だと思います。コンドミニアムのオーナーはマレーシア人で、現在シンガポールに住んでいる方です。もちろんエージェントを通じて、今回の問題を伝えましたが、彼の視点からは自分の不動産にダメージが及ぶため、早急に修理を行おうとしています。彼は直接修理業者にも連絡をしてくれました。住人にとっても早く手続きを進めてほしいという意向を示してくれています。

オーナーが自分ごととして対応してくれるかどうかは非常に大きなポイントです。また、修理の工程には壁の塗り替えや床の張り替えが含まれますので、その間、もしかしたらホテルに一時滞在しなければならない可能性もあります。幸いにも、このオーナーはその費用を家賃から相殺することを提案してくれたようです。こうして協力して家の状態を改善しようとするオーナーはありがたい存在です。

もちろん、住む前にここまで協力的かどうかは、実際に問題に直面しないと分からない部分もありますが、オーナーの職業やプロパティの管理経験、ローカルの人かどうかなどによっても対応が変わることがあります。オーナーとの相性や信頼関係を確認しておくことは非常に重要だと思います。

トラブル回避その2 建物の年数

同時に、こうした問題が発生する場合の2つ目のポイントは、建物の年数です。私が住んでいるコンドは約10年経過しているため、経年劣化が原因で問題が発生していると考えられます。一方で、新築のコンドミニアムでは、誰も使用していないために初めて出てくる問題が多いです。

水漏れやドアの閉まり具合、壁の崩れなど、様々なトラブルが発生することがあります。もちろん、デベロッパーや施工業者の質によって新築コンドの完成度も変わります。そのため、新築を避けるべきだと一般的に言われています。

比較的新しいコンドミニアムを選ぶ際は、23年以上の実績がある場所を選ぶことが重要です。この点がポイントになります。コンドミニアムの場合、経年劣化のリスクを考慮する必要がありますので、その点も意識して選ぶことが大切です。

トラブル回避その3 生活の優先順位を考える

3つ目のポイントとして、最近仕事の関係でマレーシアに住むことを検討している方から、「車がなくても住めますか?」という質問が多く寄せられています。都市部であれば、車がなくても十分に生活できます。私たちもそうしていますが、そうした質問があるのです。

日本と同じ感覚で駅から徒歩何分か、公共交通機関のアクセスについて尋ねられることが多いですが、マレーシアの歩道環境は日本とは異なります。

日本のようにすぐに改札に入れるわけではなく、モノレールの場合は階段を上がる必要がありますし、MRTの地下鉄は深く掘られているため、東京の大江戸線のような路線もあります。ですので、徒歩何分という数字だけで判断せず、実際に自分の足でその生活環境を調べた上でコンドミニアムを選ぶことが不可欠です。

周辺の利便性も実際に確認することが大切です。例えば、駅から徒歩3分の距離でも、周りに買い物ができる場所がなければ、生活の質は変わってきます。そのため、生活の優先順位をしっかり考えた上で調査することをお勧めします。

いかがでしたでしょうか。今回は、私の友人が実際に直面していたコンドミニアムの問題をお伝えしました。この水漏れの問題は、1ヶ月から1ヶ月半ほどかかるかもしれませんが、幸いにもオーナーとエージェントがしっかりと対応してくれているため、問題が発生しても物事が進んでいるようです。

ただし、オーナーによっては無関心な方もいらっしゃるため、実際に出て行ってほしいと言われることもあります。特に長期滞在する方、移住や駐在で来る方は、コンドミニアム選びの際にオーナーの人物像をしっかり確認することが重要です。

これを外さないことで、より快適なクアラルンプールでの生活が送れると思います。

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