マレーシア移住では海外サポート業者に注意!騙されない心得まとめ

今回は「マレーシアの騙しに遭うこと」についてお話ししたいと思います。2025年になりまして、多くの方がマレーシアに興味を持っていることを耳にします。ロングステイ財団の調査によると、マレーシアが再び「長く滞在したい国」ナンバーワンに選ばれたようです。コロナの影響で海外旅行が停滞していましたが、15年連続での1位となったとのことです。

その影響もあってか、マレーシアへの移住や居住、ビジネス展開を考えている方が増えているように感じます。半面マレーシア滞在に関して、怪しい業者の話を耳にすることがあります。変なマウンティングを取られたり、関係のない商品を売りつけられそうになったり、全く違う不動産の紹介をされたりと、残念な話をよく聞くようになりました。

そこで今日は、こうした問い合わせの過程を想定し、皆さんが嫌な思いをしないための3つのティップスをお届けしたいと思います。これは個人を攻撃するためのものではなく、今の時代はSNSやネットで調べられる情報が豊富にあるので、それをうまく活用していただければと思います。

怪しいサポート業者その1:自己紹介が長すぎる

まず1つ目は、「自己紹介が長すぎる」ということです。ウェブサイトに掲載されている自己紹介でも構いませんし、初めてのオンラインミーティングや面会の際にも当てはまります。過去の経歴ばかりを話す人がいますが、例えばコンサルタントの場合、過去の職歴を延々と語ることがよくあります。どこそこで役員をしていたとか、過去の実績をずらずら話されても、こちらの興味を引くことはありません。

そういう人たちは、自分を大きく見せたいという心理が働いていることが多いです。自分の経歴を誇示することに夢中になり、実際には収益が伴っていないこともあります。相手の目線ではなく、自分の目線で話す傾向があるため、注意が必要です。この自己紹介の長さは、実はその人の真実を示しているかもしれません。これがまず1つ目のポイントです。

怪しいサポート業者その2 滞在歴を使ってマウントを取る

これは自己紹介にも関連する話ですが、滞在歴を使ってマウントを取る人についてです。記憶に新しい例として、昨年、ローランドさんが脱毛サロンを開店した際に、海外進出として頑張っている様子を動画で公開しましたが、結果的に6000万円を失ったという内容が話題になりました。その動画にコメントしたところ、いいねが600以上ついたのですが、非常にバズった内容でした。

この動画の中でも共通しているのは、ローランドさんへの紹介者が「私はマレーシアに何十年もいる」ということを無意識に強調している点です。こういった問い合わせややり取りの中で、長くいることを前面に出す人がいます。これは一体何なのかと思います。

長くいるからこそ、さまざまなノウハウや経験を持っているはずですが、そういう人が相手目線で話をするのではなく、自分の滞在歴を誇示することが多いようです。自分が苦労した経験を話すことで、相手に有益な情報を提供するスタンスが大切だと思います。そういう人は、良い話を共有したり、相手にとっての価値を提供することができるのです。

一方で、自己中心的に考えている人は、滞在歴を使ってマウンティングをしたり、自社のことだけを強調することが多いです。このような例が、最初に申し上げたような残念な相談につながることもあります。「俺はこんなに長くいるんだ」という話をする人には、今後何ができるのかを考えてもらいたいですね。相手の人柄を判断する材料として活用していただければと思います。

怪しいサポート業者その3 大物と知り合いでVIPの称号を所持

そして3つ目は、マレーシアの特性の一つとして、「やたらと大物が知り合いでVIPの称号を持っている人」です。マレーシアでは、貢献度に応じて称号が与えられることがあります。日本人の中にも、こうした称号を持つ方が何人かいらっしゃいます。大物を知っている、あるいは称号を持っている人との相談は、話が通りやすいことがあります。

しかし、この点も最初の自己紹介や滞在歴と同様に、自分の周りのすごい人を引き合いに出してくる人には注意が必要です。「俺の周りはすごい」と言う人が、実際にはお金が必要だったりすることもあります。自分のことではなく、周囲の人々を持ち出すスタンスには疑問を持つべきです。

滞在歴を利用してマウントを取る人についてです。例えば、人材派遣会社が「ビザが出やすい」と言って、実際には全く手配をしていなかったというケースを耳にします。すべてのケースに当てはまるわけではありませんが、周囲の権力者をうまく利用して、自分を大きく見せようとする傾向が見受けられます。

また、初対面の際に派手なブランド品を身につけていると、違和感を覚えることがあります。そういった見た目や言動から、信憑性や整合性をチェックすることが重要です。発信している内容と実態が一致しているかどうかを見極めることが大切です。

そういった業者や人物に限って意外とマレーシアのことを理解していない人も多いです。当地の地理的、宗教的な背景や民族性についての知識が乏しい場合があります。このような相手に対して、マレーシアで働く意味や価値観を確認するのも良いでしょう。大物の話が出た際には、上手にかわしながら、こうした質問を投げかけると良いかもしれません。

以上が3つのポイントです。マレーシア以外でも当てはまることかもしれませんが、今日はこの3点を挙げてみました。問い合わせをする際は、相手から質問されることが多いと思います。

自分も相手に質問を準備する

逆また相手に自分がどのように質問するかを準備しておくことが重要です。相手をしっかりとプロファイリングする準備が必要です。

何も知らないまま「教えてください」という姿勢では、実態がないまま話が進んでしまうリスクがあります。問い合わせをする側のリテラシーを高めることが求められます。

2025年が始まり、3月に差し掛かると、新しい年度が始まります。多くの方が新しいチャレンジを考えていることでしょう。その中で、マレーシアでの活動や留学を検討する方が、嫌な思いをせずに素敵な経験を積めることを願っています。

 

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