マレーシア航空は最悪!?トラブル多発原因の理由とは?

こんにちは。この記事ではマレーシア航空の現状についてお話しします。この情報が、皆さんがマレーシアを訪れる際に航空会社を選ぶ参考になれば幸いです。また、もう少し広い視点で見ると、海外旅行をする際の航空会社選定の材料としても役立つことを目指していますので、ぜひ最後までご覧ください。

今回マレーシア航空を取り上げる理由は、ここ数ヶ月の間に技術的な問題や不具合が続いているためです。これにより、国際線が離陸後に出発空港に引き返したり、目的地に到着する前に他の空港に着陸する事例が多発しています。また、フライト自体がキャンセルされたり、出発時間が大幅に遅れることも続いています。私自身もビジネスの関係で日本からのフライトが、マレーシア航空の遅延やオペレーション上の問題で影響を受けたことが数回あります。

これらの状況を踏まえて、マレーシア航空の現状や経営情報について考察し、皆さんにお伝えしたいと思います。今日は主に3つのポイントに絞ってお話しします。

現在需要と供給のバランスが取れていないマレーシア航空

1つ目は、現在の状況についてです。不具合やオペレーションの問題がなぜ起きているのかを説明します。簡単に言うと、需要と供給のバランスが取れていない状況です。マレーシア航空は、コロナの影響を受けた2019年や2020年に大幅なリストラを行い、収支の健全化に努めました。21年には需要が徐々に戻り、業績も改善しました。確か21年の終わりには、かなりの営業利益を上げていたと記憶しています。

しかし、2022年や2023年にかけて、航空業界全体の需要がコロナ前以上に戻りつつある中、リストラで切った人材が戻ってこないことや、エンジニアリングの人材が不足している問題が発生しています。また、予定されていた機材の納入が遅れていることも影響しています。航路自体はコロナ前に戻っているのに、オペレーションに必要なリソースが不足しているという脆弱性が露呈しています。

私の知人やビジネス関係者の中には、同日のフライトが5時間遅れ、夜の便が深夜発に変更されたという話もあります。さらに、日本とマレーシア以外の路線、例えばクアラルンプールからバリやオーストラリアへのフライトがキャンセルされ、週1回しか運航されなくなったり、次のフライトが1週間後に割り当てられたというケースもあります。

マレーシア航空を予約している方で、「どうしたらいいのだろう」と悩んでいる方は、マレーシア航空のFacebookグループのURLをご覧ください。。そこでは、カスタマーサポートとのやり取りの経緯が見られるので、ぜひ参考にしてください。

オペレーションの脆弱性

さて、受給バランスが崩れているという点についてですが、これはコロナを経て現れた脆弱性が影響しています。次に、マレーシア航空がどのように対応しているかについてお話しします。オペレーションの脆弱性により、フライトのキャンセルや搭乗日の変更が発生していますが、これには航空券の種類によって異なる手続きが必要です。その結果、予約している皆さんに追加費用が発生することが多いようです。また、遅延についても、明確な補償ポリシーが見えないという声が上がっています。

しかし、マレーシアの交通省に相当する機関が新しいルールを設けることを発表しました。1つ目は航空会社がフライトを変更する際には、その費用を航空会社が負担するというものです。2つ目は、5時間以上遅延した場合、航空会社が補償を行うという明確なルールが設けられました。このルールは、マレーシア航空だけでなく、マレーシアに出入国するすべての航空会社に適用されます。

したがって、フライトの変更や遅延が発生した場合は、積極的に航空会社に連絡し、どのような補償が受けられるのか確認することをお勧めします。

搭乗者が取るべき対策

最後に、マレーシア航空の現状を踏まえ、私たちがどうすれば良いのかという点についてお話しします。2024年8月の最終週にはキャンセルが続き、今後の見通しが不透明でしたが、マレーシア航空はプレスリリースで年末までフライト数を20%減少させると発表しました。これは、先ほど述べた理由に基づいています。

20%減少するということは、例えば毎日運航されていた羽田行きが週1便になる可能性もあります。元々週3便のところが週1便になる、というイメージです。年末までの予定ですが、別のニュースソースによると、新しい航空機の納入は2025年3月になるとのことです。したがって、少なくとも半年間は脆弱なオペレーションが続くと考えられます。

これからマレーシアに行こうと考えている方は、別の航空会社を選ぶことも検討してみてはいかがでしょうか。すでに予約済みの方も、変更手続きがスムーズに進むかどうか不安があるかもしれませんが、選択肢があるのであれば、航空会社を見直すのも一つの手かもしれません。今、マレーシア航空は非常に厳しい状況にあるようです。

日本で言うと、マレーシア航空はナショナルフラッグキャリアにあたります。補足として、先日マレーシアのUCCで有名なエアアジアのCEOがライブストリームを行っていました。コロナの時期には、シンガポール航空やマレーシア航空が政府からかなりの支援を受けた一方で、エアアジアのようなLCCにはあまり支援がなかったという話もありました。

要するに、マレーシア航空はナショナルフラッグキャリア(国際線に定期運航する国を代表する航空会社)として、破綻させるわけにはいかない航空会社の一つです。現在の状況を考えると、改善には半年程度の時間が必要ではないかと思います。マレーシア航空を利用しようと考えている方は、この点を理解した上で、今後のフライト選択を検討していただければと思います。

さて、マレーシア航空の話をしましたが今後の動向が気になるところです。コロナからの回復過程にある航空会社や運輸会社の状況は、私たちの生活にとって欠かせないインフラの一部ですので、その変化をタイムリーに感じることが重要です。

特に、国境を越えて仕事をしている方は注意が必要です。マレーシア航空が早く通常のオペレーションに戻り、多くの方々がノーマルにマレーシアを訪れる日が来ることを期待しています。

 

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