マレーシアで働くなら就労ビザを取って働きましょう

本日は観光ビザで働くことについてお話しします。マレーシアでの海外移住や母子留学、デジタルノマドなどの話を通じて、「マレーシアで働きたい」、「就職したい」、「自分のキャリアを挑戦したい」という方が増えてきています。しかし、最近数ヶ月の間に、観光ビザ、いわゆる日本のパスポートで入国した際に、その期間中に働いているという話をよく耳にするようになりました。

就労ビザを取得する際の現地の最新状況と、就労ビザの取得が厳しいために観光ビザで働く人が増えているという現状についてお伝えします。また、詐欺まがいの話にも巻き込まれたくない方々に向けて、現状を理解していただき、マレーシアでの仕事や移住を堂々と進めていただけるような情報を提供できればと思います。

観光ビザで働くということ

まず、観光ビザで働くことについてですが、これは昼間の仕事だけでなく、夜の仕事も含まれます。日本のパスポートを持つ方は、3ヶ月の滞在が可能ですが、住んでいないのにあたかも住んでいるかのように振る舞ったり、会社を設立して売上を上げたりするケースもあります。また、友人や知人の会社でアルバイトをしてお小遣いを稼ぐこともあります。さらに、ビザなしで夜のお店で働く人もいるのが現実です。

実際あるクラブで「86人のビザを持たない外国人が摘発された」というニュースもありました。このような状況についてお話しするのには2つのポイントがあります。1つ目は、マレーシアの就労ビザの考え方が変わらず、マレーシア人を優先しているため、外国人に対するビザは明確な理由がないと出にくいということです。さらに、ますます厳しくなっているという情報も耳にしています。

そのため、ビザが出やすいのは明確な理由がある方、例えば寿司職人や専門的な技術を持つ方などです。マネジメントポジションの求人も少数ながら出てきているようです。ただし、それ以外の職種は依然としてビザが出にくい状況が続いています。

このような背景から、観光ビザで働くことが横行しています。特に、長くマレーシアでビジネスを行っている方々は、資本金をしっかりと投入し、就労ビザを取得して正々堂々とビジネスを続けています。皆さんも、合法的にマレーシアでの活動を進めていくことをお勧めします。

マレーシアで働く方々の中から、怒りの感情を通り越して、「真面目にやっている人が損をする」という声が聞こえてきます。私もその気持ちに共感します。特に重要なポイントとして、日本人が観光ビザで働くことが増えると、マレーシアの関係当局にその情報が伝わり、ビザが出にくくなる環境が作られる可能性があります。これはマレーシア特有の問題ではありませんが、マレーシアで働きたい方には知っておいてほしいことです。

法律に則って働きたい方は、自分の実力やしっかりした理由を持っていることが重要です。そういった方々には、正々堂々と勝負してほしいと思います。また、ビザが出やすい仕事(例えばBPO業界)もあるため、今貝の記事ががネガティブな印象を与えないことを願っています。ただし、不正に働く人がいることが悪影響を及ぼさないように、そうならないことを願ってお伝えします。

外国人労働者に対するビザの基準

次のポイントとして、マレーシアはイスラム教の国であり、外国人労働者に対するビザの基準は政治的な要因によって変動します。現在は比較的落ち着いていますが、政党の方針によって基準が緩和されたり厳格化されたりすることがあります。外国人としてマレーシアで働く際には、国の宗教観や政策を理解することが基本だと思います。

詐欺話には注意が必要

最後のポイントとして、詐欺についても触れたいと思います。特に20代前半から中盤の方々は、実績やキャリアが乏しいために、マレーシアでの挑戦を希望するフリーランスや起業希望者が多いです。こうした方々がローカル企業と出会い、経営者から「デジタルマーケティングの仕事を手伝ってほしい」といった依頼を受けることがあります。しかし、こうした出会いには注意が必要です。

このような状況を踏まえ、マレーシアでの働き方について十分に理解し、慎重に行動していただければと思います。

マレーシアでの就労ビザに関しては、雇用主から「私たちがビザを出せるから、ぜひ雇いますよ」といった誘惑が多く見られます。実際、ビザを取得するためには初期費用を支払い、その後ビザが取得できた際にも追加でお金を支払う必要があります。このようにお金を巻き上げられたという話も、私の周りで実際に聞いたことがあります。

「状況を冷静に判断してそういった甘い誘惑に流されないようにしてほしい」ということです。マレーシアで就職を希望する方には、ぜひ下見に来てほしいと思います。マレーシアは住むにも働くにも良い環境だと感じています。真面目に取り組んでいる方々には、ルールを守りながら正々堂々と挑戦してほしいです。

マレーシアに来る目的を明確にしてビザ取得を行う

マレーシアでの仕事や移住には様々な選択肢があります。母子留学やデジタルノマドなど、多くの機会が存在します。ビザを取得することが目的化してしまうと、詐欺に巻き込まれるリスクが高まります。「自分だけバレなければいい」と考えたり、短期間でお小遣いを稼ごうとしたりすることは、いつか必ず問題を引き起こします。真面目に取り組んでいる人からすると、そういった行動は好ましくないものです。

今日のトピックを強調したいのは、ビザを取得したいのであれば、正当な職種で勝負することが重要だということです。様々な移住手段がある中で、きちんと調べて申請し、徹底的に行動することが求められます。マレーシアで何かを成し遂げたいという明確な目標を持っている方々は、ビザがない期間に働こうとしたり、住んでいないのに住んでいるように見せかけたりすることは少ないと思います。

実際にマレーシアでの活動を考えている方には、自信をもって物事を進めていただきたいです。マレーシアの就労ビザは外国人にとって依然として厳しい状況にありますが、こうした情報を知っておくことで、自身の行動を見直すきっかけにしていただければと思います。

繰り返しになりますが、「ビザを取得することだけを目的にするのではなく、マレーシアで何かを成し遂げたい」という方々にマレーシア来てほしいということです。

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