マレーシア移住のデメリットとは?マレーシアリンギットの考え方含む

こんにちは。この記事ではマレーシアに移住したり就職する際のデメリットを5つお伝えします。日本からは継続的に海外での出稼ぎや移住、就職に関するニュースやトレンドが伝わってきます。そして、マレーシアもその対象となっておりマレーシアで就職したり、移住して事業を行ったり、留学する方が特にクアラルンプールで増えているようです。

今日は、マレーシアに住むことにおけるデメリットを5点お伝えします。これからいらっしゃる方やすでに住んでいる方にとって、参考にしていただければと思います。また、特にクアラルンプールでリンギットを稼ぐ方々への通貨に関する考え方も、最後の5点目でお伝えする予定ですので、ぜひ最後までご覧ください。

交通渋滞と交通マナー

では、まず一つ目から見ていきましょう。1つ目は交通渋滞とマナーの悪さです。これは私が度々Twitterでも言及していることですが、道路事情が年々悪化しています。車の数が増えていることも一因ですし、社会のルールがあってないような状態です。交差点では信号無視の車が突っ込んでくることが多く、バイクの信号無視や逆走、歩道を乗り上げてデリバリーするなど、モラルの低さが目立ちます。

よく見かける光景として歩道がバイクの駐車場のようになっており、非常に狭くなっています。このような日常が横行しています。

こちらに住む際の注意点は、基本的には車を運転しないことが理想です。しかし、お子さんがいらっしゃったり、仕事で車が必要な場合もあると思います。その際は、ラッシュ時を避けたり、時間に余裕を持ったりすることでリスクを軽減していただきたいと思います。また、車の運転マナーが悪いため、横断歩道を渡る際には必ず目視で確認し、青信号でも注意が必要です。最悪の場合、命に関わることもありますので、このデメリットに十分注意してください。

ヘイズ(森林火災や野焼きによる煙害)

2つ目はヘイズです。ヘイズはインドネシアの焼畑農業の影響で、煙が風に乗ってマレー半島に流れ込み、太陽が遮られるという現象です。通常、ヘイズの期間は7月から9月ですが、今年は特異的に4月にも2週間ほどヘイズが発生しました。学校が休みになることはありませんでしたが、多くの人々が健康に影響を受けたという話を聞いています。この時期は、外出を控えることが望ましいです。

室内で過ごす際は、空気清浄機などを活用して、ヘイズによる影響を軽減することが重要です。特にお子さんがいる家庭では心配が多いと思いますので、ヘイズの時期には十分注意してください。この時期は太陽がほとんど出ないため、メンタルにも影響が出やすいです。通常の気候とは異なるため、気分が落ち込む方も多いです。可能であれば、この時期にマレーシアを離れて別の国に行ける方は、ぜひそうしていただきたいですが、なかなかそうもいかない場合も多いと思いますので、十分に注意しておいてください。

虫の害

次に3つ目ですが、虫の害についてです。特に蚊には注意が必要で、デング熱のリスクがあります。東南アジア全体でデング熱の被害が報告されており、毎年多くの人が影響を受けています。ただし、期待が膨らむニュースもあります。武田薬品がデング熱のワクチンを開発し、医療認可を取得したという情報があります。インドネシアで近々発売される予定ですが、マレーシアにも将来的に導入されることが期待されています。ただし、まだ具体的な時期は不明ですので、引き続き蚊に刺されないよう注意が必要です。特にモントキアラなど、日本人が多く住む地域では蚊が多いため、長袖や長ズボンを着用し、肌の露出を控えることをおすすめします。

貧富の差の拡大による治安への影響

4つ目は、コロナの影響を受けて、マレーシア、特にクアラルンプールで貧富の差が広がっていると感じています。良い仕事に就ける人と、なかなか仕事が決まらない人との間に格差が生まれています。特に中心街には観光客が戻り、平日のランチタイムや土日の観光時間帯にホームレスや物乞いの姿を見かけることが増えてきました。

最近チャイナタウンで、ホームレスの方にお金やタバコを求められることを目にします。このような状況に過剰に驚く必要はなく、冷静に対処すれば特に害はありません。ただし、お子さんがいる方や、ホームレスの存在に不快感を覚える方には、心のギャップがあるかもしれません。特に日本ではあまり見かけない光景ですので、この点も頭に入れておいていただきたいと思います。

これはデメリットというよりも、現実の一面として受け止めていただければ幸いです。家族でカオスなエリアに行く際は、治安にも注意が必要ですので、ぜひ頭に留めておいてください。これが4つ目のポイントです。

マレーシア・リンギットについて

リンギットという通貨に対する考え方についてお話しします。特にマレーシアで就職した場合、例えばコールセンターで働く場合や、マレーシアの企業または外資系企業で働いてリンギットで給料を受け取る方、あるいは起業して事業を始める方にとって重要なポイントです。

現在、日本円は非常に安くなっており、リンギットとの比較でもその傾向が見られます。また、リンギットは他の主要通貨、例えばシンガポールドルやユーロに対しても過去の傾向からあまり強くないことが分かります。リンギットで貯金をすると金利がつくことがありますが、長期間リンギットだけを持ち続けることは、円安の影響と同様に、通貨の価値が他の通貨に対して上がらないため、価値が目減りする可能性があります。

そのため、給料を受け取る際には通貨を分散させたり、自分のポートフォリオを見直すなど、リスクヘッジを考えることが重要だと思います。マレーシアに移住すると、物件は比較的安く、給料は日本と同じくらい、例えば月に30万円程度受け取れることがあります。保険を引いた後でも、生活費を除けば月に5万から6万程度の貯金が可能です。しかし、これが長期間続くかどうかは不透明で、リンギットの価値自体は徐々に下がっています。この点をぜひ考慮していただきたいです。

さて、これまでの内容を振り返ると、天候やヘイズ、虫の問題は東南アジアでは一般的なことですが、交通ルールや都市部の混雑、貧富の差による街の変化、さらにはマレーシアの通貨に関するリスクなど、多くの要素が絡んでいます。これらのリスクを考慮しながら、マレーシアへの移住や就職を選択肢の一つとして検討していただければと思います。

 

 

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