マレーシア移住の費用について!毎月の生活費はいくらかかる?

マレーシアに移住した場合、「毎月いくら生活費がかかるのか?」という疑問はとても気になる話です。この記事では首都クアラルンプールで生活した場合の生活費をリサーチしてみました。

シンガポールの賃料の上昇

最近、「隣国シンガポールの物価や住宅費が急上昇している」とのことが聞こえてきます。特にコンドミニアムの賃料が天井知らずに上がっているという話を、つい先日シンガポール出張中に耳にしました。

もともとシンガポールとマレーシアは英国の植民地で結びつきが強いのですが、マレーシアは1963年に独立、シンガポールは1965年にマレーシアから独立しました。何かと比較される両国ですが近年シンガポールの物価上昇がマレーシアを上回っています。

クアラルンプールの毎月の生活費

さて、クアラルンプールの都市部での生活費はどれくらいかかるのでしょうか?すでにマレーシアでビジネスをしている男性と奥さん二人暮らしの生活を例に挙げて、参考価格をお伝えしたいと思います。結論からお伝えしますが、生活費はだいたい30万円です。この金額の内訳を詳しく見ていきましょう。

まずは住居費です。どんな環境に住むかはとても重要です。クアラルンプールの中心エリアでは、家賃が約12万円です。この家は105㎡で、トイレが2つ、バスルームも2つあります。さらに、プールやジムも完備されています。

シンガポールの中心部と比較すると、私の住んでいる場所の賃料(シンガポール)は約6倍になることも予想されます。もちろん、町の治安や清潔さなどの要素もありますが、単純に賃料を比べると、かなりの違いがあることがわかります。

次に食費についてです。自炊が7割、外食が3割という想定です。二人のいずれかが料理を頑張ってくれていると自炊が多いのですが、買い物やデリバリーも利用していることが多いです。

このように、クアラルンプールの生活費はシンガポールに比べてかなり抑えられることが実感できると思います。次に生活費の内訳や他の項目について詳しくお伝えしていきます。

クアラルンプールでの食費やその他生活費

クアラルンプールでは日本のクオリティに近い野菜をマレーシアの農家が栽培しているため、少しグレードの高い野菜を手に入れることができます。また、日本からの生鮮食品を購入することも多く、こうした食材をミックスして楽しんでいるそうです。全体の食品費はざっくり言うと、月に約5万円くらいかなと思われます。

外食に関しては、週に1回程度ファインダイニング(高級レストラン)に行き、ワインやビールを楽しむケースです。1人あたりだいたい5,000〜6,000円かかるので、二人家族の場合、外食だけで月に約4万8,000円になります。これを合わせると、食費は大体10万円ほどになりますね。

シンガポールでも食事は大事な出費項目ですが、外食の料金はこちらよりも倍以上かかることが多いです。出張中に会食をすると、軽く1万円は超えてしまうこともありますので、シンガポールでの外食のコストはかなり高いと言えるでしょう。

マレーシアとシンガポールはいずれも多民族国家という点で共通点があります。中華料理、インド料理、アラブ料理、マレー料理が両国で充実しているのは嬉しい限りです。

次に娯楽費についてですが、マレーシアは関税が高いため、外食後にルーフトップバー(ホテルの屋上や開放的な場所にあるバー)に行ったり、飲みに行ったりすることがあると、月に約2万円の娯楽費がかかるかなと想定されます。これまでの合計で、月に約22万円くらいになる見込みです。

衣服についてですが、正直ほとんど買わないようです。マレーシアに住んでいると、Tシャツとサンダルで過ごせるので、ブランド品にこだわることはあまりないのかもしれません。

雑費としては、シャンプーや家庭用品などが月に約3,000円から5,000円かかるでしょう。光熱費はどうかというと、水道は安いですが、エアコンを使うと電気代が約7,000〜8,000円と少し高くなります。通信費は、携帯代やWi-Fiを合わせて約4,000円ほどのようです。

交通費は、車を持っていない場合だと、主にグラブ(現地の配車サービス)や公共交通機関を利用する場合月に約1万円くらいかかりると考えられます。こうして、衣食住の三大項目はあまりお金がかからない印象ですが、生活全体を考えると、かなりバランスのとれた支出になっていると思います。

クアラルンプールでの毎月の生活費をまとめてみる

これまで述べてきたようにクアラルンプールで毎月生活に必要な細かい項目をすべて足し合わせると、だいたい28万円くらいになるかなと感じています。ですので、30万円あれば、適度でそこそこな暮らしができるというのが、夫婦二人暮らしの都心部での生活費の印象です。

もしお子さんがいる場合は、教育費や食費などが増えることが考えられますし、より広い場所に住む必要が出てくるかもしれません。その場合、移動手段として車が必要になることもありますし、いろいろと追加の出費が発生するでしょう。

健康を大切にしてケアする場合、健康に対する投資としてマッサージや美容ケアにお金を使うこともあります。直射日光の強い環境ですから、肌のケアも重要です。生活費を抑えようとして、食べたいものを我慢するということはありませんが、健康を第一に考え、良い食事や質の良い睡眠、適度な運動を心がける必要があります。

このように、生活費はだいたい30万円くらいが一つの目安になると思います。夫婦二人暮らしの生活スタイルが少しでもイメージできていただければ嬉しいです。

シンガポールの住居費が上がっている中で、「クアラルンプールの物価もかなり高いのでは?」と気になる方も多いと思います。また、食事についても、シンガポールでは人件費の高騰が影響していますが、マレーシアではファインダイニング(高級レストラン)でも比較的リーズナブルに楽しめるという点が得した気分になります。

以上の点を考慮すると費用面ではクアラルンプールのほうが、シンガポールより満足度も高く生活しやすいと感じます。

 

 

 

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